痛ましい事件もあり、最近何かと問題になっている”交通トラブル”に、まさかの自分が巻き込まれてしまいました。
※写真は本文とは関係ありません。
状況の詳細は割愛させていただきますが、簡単に説明すると、、、
直進車線を直進する私に、かなり強引に割り込もうとしてきた車を入れなかったら、背後から激しくパッシングされ威嚇されるので、警察官立会いのもと意見交換した。
と言うところでしょうか?
いや、割り込みにイラッとせず、すんなりブレーキを踏んででも入れてやるのがトラブルに巻き込まれない最善の策だということは重々承知です。
ですが、この相手の割り込み方は、「まあ仕方無い」と我慢出来る限界を遥かに超えていました。
この場所は地元では有名な交通マナー違反車を散見する、かなりのイライラポイントとなっています。
片側2車線の道路ですが、先の大きな交差点で左側車線は左折専用レーンとなり、直進するには右側車線を走る必要があるのです。
幅員減少、専用レーンに関しては手前から案内標識がきちんと設置されています。
常に混雑する場所ですが、ほとんどの人々が右側車線にマナーを守って並んでいるにも関わらず、左側を一気に前方へ進み強引に割り込む車が後を絶ちません。
しかも近隣の地元住民に限ってそう言うマナーを無視した無謀な行為を行うのです。
正直その状況に日頃から消化できない苛立ちを覚えていたのは確かです。
よって、出来る限り避けるのですが、本日はその近辺に所用があり仕方なく通行していました。
近くの派出所前で停車すると、車から降りてきたのは意外にも白髪のご年配。
開口一番
「お前は!、、、」とまくし立てます。
対応していただいた2名の警察官の方もまずは双方の言い分もあるだろうと言う事で、しばらく口は挟みません。
私はあえて至極丁寧に「あなたは、交通ルールをご存知ですよね?」と問いかけると、
相手「俺とお前のルールは違う!」
いや、交通ルールは日本全国共通ですから。
私「まずは、あなたに”お前”と呼ばれる筋合いは無いですよ、私は”あなた”と呼ばせてもらってますよね?」
その後一通り言い合ったところで、状況を把握した警察官の方が流石に先方の無茶苦茶さに口を挟んで来ました。
「警察としてはどちらに非があると言う事は立場上言えないけれど、交通ルールとしてはこちら(私)の言っている事は正しい。」
と、その後も交通ルールはこうなっているので、あなたは守るべきだと警察官の方が説明しても、
「理想はそうかも知れないが、状況で変わる。」
「ワシも逆の立場にもなって腹が立つ事もある。」
「もし事故でもしていたら、ワシには方法はいくらでもある。」
いや、それは恫喝(どうかつ)と言うやつですか?警察の方がいらっしゃいますよ~。
とにかく自分の行動には問題ないとひたすら言い張る先方に、年配の警察官の方はとうとう怒りをこらえ切れなくなった様で、当事者の私をすっ飛ばしてヒートアップ気味^^;
その場でそのご年配の話を聞いているうちに、正直怒りの感情もどこへか消え去り、だんだん悲しくなって来ました。
クローズアップされた事件では若者がゆえの暴挙の様に取り上げられていましたが、年齢には関係ないのでしょう。
結局そう言うマナー違反、迷惑行為を行う人に、「何が正しい」かを説いたところで自分の非を認める事は永遠に無いのでしょうか?
しかも人生の大先輩、少なくとも自分よりは随分若い(しかも警察官と言う立場の)人の言う事に素直に耳を傾ける事は出来ないものでしょうか?
しばらくは口を挟む事も無かったまだ20代と思しき女性警官の方も
「直進する方に優先権はあります。ウインカーを付けて右後方を確認した際に、直ぐに車線変更出来ない場合には、停止してでも待つべきなんですよ?交通ルールはそうなっています。」
それでも変わらず自分に非がない事をひたすら訴える先方。
もうこれはらちがあかないと判断し、5歳児にでも言う様に出来るだけ柔らかく最後に私の意見を伝え、立ち会っていただいた警察官のお二人にお礼を言って、その場を後にしました。
「あなたも普段されて腹が立つのでしょう?なら同じ事をしないようにしましょうよ。」
「理想かどうか以前に交通ルールです。皆が守らず無法状態になればどうなりますか?あなたの言う理想の交通社会にする様、皆が努力するべきじゃないでしょうか?」
その言葉もむなしく響いただけかも知れません、、、
とても残念で悲しくやるせない、どうにも後味の悪い出来事となりました。