寒暖差が激しい日々に翻弄されてすっかり風邪気味ですが、やっとスキー場オープンの声もあちこちから。
今週13日には久万スキーランドのオープンも控えて、シーズンインの現実味が帯びてきました。
昨日は連れに休みを合わせて、四国山脈のいわゆる”UFOライン”方面へ。
■12月9日(日)
AM10:00過ぎに出発し、とりあえず寒風山登山口方面を目指します。
寒風山麓の道の駅「木の香」を過ぎる頃には正午前。
何と寒風山は薄っすら雪化粧、現在も雪が降っているような雲模様、、、
まさかの雪!?想定外です。
先日スタッドレスを履いたばかりの4WDでなく、普通車で来てしまった事を後悔。
目的は以前より実現したかった”UFOライン”周辺をドローンで撮影すること。
とりあえず行けるところまで行ってみようと、登山口までの旧道に。
数分走ると寒風山が良い感じで見渡せる場所が。
まずは"Parrot ANAFI"を取り出し軽く撮影開始。
離陸後上限まで上昇、周辺の木々を避け、開けた場所で前進。
そのまま引きの画を撮ろうと後退しているアプリ画面にいきなり木々が現れ「モーター停止」直後に「接続断」のメッセージ。
なんと、ドローンが墜落した模様、、、不測の事態発生です。
ドローン・アプリでは最終確認地点が確認出来ますが、車では近くまでたどり着けない事が判明、、、
衛星画像から近くに道はある様です。
※写真は後ほど”Phantom”にて空撮した墜落地点付近です。
墜落場所は山中で、とりあえず人に危害を与えたり迷惑を掛けそうな場所では無い事がせめてもの救い。
諦める気持ち半分でしたが、決して安くは無い"Parrot ANAFI"
意を決して墜落地点を示すiPadを片手に捜索することに。
携帯の電波も届かない連れを車に残して、全く準備無しの予定外の雪山軽登山となりました。
場所によっては1cmほど雪が積もった林業用道路をひたすら歩く事20分ほど、どうも墜落地点の麓と思われる場所にたどり着きました。
ここからは本格登山状態、木々を掴み、ツララを折り、雪を踏み固めて少しずつ足場を作りながら何度も諦めようかと葛藤。
素手に普通のスニーカー、片手にiPadという悪条件の満載、ルートを何度か変えつつ30分ほど登るとどうにか尾根部分まで到着。
まだ時間的にはバッテリー切れではないのですが、Wi-Fi電波を探してみるも繋がりません。
アプリのGPS情報を頼りに周辺を見渡しながら、墜落地点とピッタリ一致する地点に。
なんとありました!
深いグレーの本体ですが、後付の赤いモーターカバーが自然の中で強烈に主張しています。
見ると羽の1枚が完全に折れて、バッテリーがほとんど外れかかっています。
バッテリーが外れていなければ捜索音を発信したり、Wi-Fi電波が出続けていたのでしょうが、こうなるとどうしようもありません。
初めて入手した本格的ドローン"Parrot ANAFI"、途中何度も諦めそうになりながらもどうにか救出し手にした瞬間、何とも不思議な愛着感で胸が一杯に。
所詮機械ですがこれも縁、大事にしないといけないなとちょっと可愛くさえ感じて来ました(笑)
後退する際に、直進と完全に同じルートをたどれていなかったのが墜落の原因と思われますが、猛省です。
これまで以上に慎重に運用する必要を切に感じました。
どうにか無事に下山し車まで戻ると、連れは「もう無理!早くトイレへ連れて行って!!」
予定外の雪山行から無事に帰還、ドローンを救出した感動は微塵も無いまま車を回して最短ルートのトイレを目指して下山(笑)
と言う訳で、予定外のランチを頂く事になったのは、こちら。
■郷土料理「一の谷やかた」
以前より存在は知ってはいたのですが、初めての訪問となります。
席に通された直後に、実は限界ギリギリながら普通の感じで連れはお手洗いへ。
全ての席に囲炉裏があり、窓からの眺めも風情があります。
エアコン的な暖房は無い様で、ストーブがあちこちに置かれてはいますが本日の気温では流石に室内でも息が白くなるほど。
メニューは基本”軍鶏のすき焼き”か”湯豆腐”のコースの二種のみ。
流石に昼食からすき焼きはヘビーと”湯豆腐”のコースを注文。
囲炉裏に炭が置かれ、前菜が。
焼き物と田楽、調理方法によるのでしょうか?あめごは骨や頭も柔らかく頭から丸ごと食べられます。
メインの毎日手造りされていると言う湯豆腐。
ご飯は十一穀米?だったか、、、天ぷらも美味。
改めて玄関口からの店内の眺め、和のテイストでまとめられた店内はとても落ち着きます。
周辺の景観もなかなかのもの、季節的に紅葉は終わっていますが、タイミングが合えばかなり美しい景観が望めそうです。
お腹も満たして、”UFOライン”リベンジ。
ノーマルタイヤですから、行けるところまで行ってみようと再び寒風山登山口駐車場を目指して旧道へ。
途中ではなぜかドラムセットを降ろして山中へ運ぶ一団、、、まさかの演奏とは思えないのでPV撮影でしょうか?
登山口駐車場から数Km手前は完全に雪が積もっており、タイヤも度々グリップを失う状況。
軽量&FFな車のお陰で慎重に運転しながらどうにか駐車場までたどり着くと、やはり想定どおり”UFOライン”は閉鎖、11月末までの様です。
駐車場には登山目的と思しき車が数台、皆さんチェーンやスタッドレスで対応していますが準備が素晴らしい。
迷惑を掛けないようにと少し下った広場から”Phantom4PRO”で軽く空撮しようと準備していたら何と気温は"-2度"。
登山口駐車場方面。
封鎖されていた”UFOライン”の周辺。
素手で数分飛ばしていると、手が恐ろしく冷えコントロールが思い通りにならず、薄いダウン程度では身体も冷えて来たので早々に退散。
雪の積もった山道を慎重に下って194号線に合流。
すっかり夢の中の連れを助手席に、何となく撮影消化不良気味なので帰路ながら撮影場所を物色。
以前より気になっていたこの場所から「通行止め」方面に向かってみようかと、不意に思い立ち。
しばらく整備された二車線が続く先には急に一瞬のダート、、、の先はこんな感じで確かに行き止まり。
本来の道路が災害等で塞がれてしまったのかと思いきや、その先は植林された普通の山中。
道との区切りはこんな感じ、、、カーブミラーは何のために!?
何とも不思議な場所です。
この先も道路が続く予定だったのか、それとも林業用等の特定の目的で整備されたのか、、、
このカーブミラーに謎が深まるばかりです。
割と綺麗に舗装されているこの道路ですが、メンテナンスが行き届いておらず、途中にはこんな場所も。
不思議スポットから睡魔と闘いながら帰路の途中で立ち寄ったのは久々の”中追渓谷”
20年以上ぶりに訪問した観光地は、ちょっと驚きの現状。
観光地としては完全に寂れてしまい、以前の宿だったと思われる建物は老人福祉施設に。
出店や釣堀があったと思われる周辺。
レストランも完全な廃墟に、、、
記憶の断片すら引き出せ無いのですが、それなりに人気な観光スポットだったかと。
渓谷は紅葉していれば美しかったのかも知れません。
つり橋は、当時は高所恐怖スポットだったはず。
あちこちの廃れ行く観光地に想いを馳せながら少し寂しい気持ちで再び帰路に。
気分を切り替え、久万スキーランド・オープンに向けて、、、
帰宅後微熱が出ていましたが、まずは体調を整えないといけません。