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カメラ片手に登山にキャンプ、冬はスノーボードに無駄に力を注ぐOssanが日常を記録しています。

記憶に残るあまりにもディープな一日。

   

9月19日(月)

とある目的で高速バスにて大阪へ。
記憶に残るあまりにもディープな一日。

早朝5:30朝日を浴びて連れとバス乗り場へ向かいます。

バスの長時間移動が本当に苦手な私ですが、今回ばかりは公共交通機関に頼らざるを得ない事情があり、苦渋を呑んでのバス選択、、、

なぜならJRはもっと苦手なもので。

横3列シートの高速バスは意外と快適。

連れの用意してくれたおにぎり朝食でお腹を満たし、いつに無くウキウキモード全開の連れを横目に寝られたり寝られなかったり、約5時間を掛けて大阪・梅田へ到着。
記憶に残るあまりにもディープな一日。

折角の大阪遠征と言う事で、まずは連れの阪急デパートでの買い物に付き合ってからのレストランフロアで”海鮮丼”の昼食、連れは健康的な”ざる豆腐定食”。
記憶に残るあまりにもディープな一日。

最近は梅田周辺では必ず立ち寄るお気に入り”昭和レトロ”な喫茶で食後のコーヒー、、、
とメニューで惹かれて思わず注文してしまった”エビフライ・サンド”。
記憶に残るあまりにもディープな一日。

昼食直後にも関わらずしっかり完食、なかなか美味でした♪



梅田からは連れと久々に地下鉄にて移動、駅からは下町情緒溢れる路地を目的地に向かって10分足らず歩きました。

到着したのは、個人が営むネット販売中心で営業しているバイクショップ、、、

ショップと言っても潰れた整備工場を借りただけらしく、正直胡散臭さが漂いまくっています。



現在大型バイクを所有しているのですが、サイズも大型な事に加え、重量も超ヘビー級。

事前に「バイクで走ろう!」と計画し、色んな儀式を経てやっと走り出せるシロモノですから、「気軽にいつでも」とはいかないのに加え、砂利道や泥にハマってレスキューされた経験も幾度か。

ということで、以前より日常使いが出来る”セカンドバイク”が欲しいとの密かな想いが。



そんな中、ふらっと足を運んだ中古バイクショップで目に付いたのは以下のバイク。

・SUZUKI グラストラッカー
・KAWASAKI 250TR


車検が不要でありながら高速道路も通行可能な250cc、古くはTWを髣髴とさせるトラッカースタイル。
癖のある単気筒という機関も好きだし、乗車姿勢や取り回しも楽そう、、、

まさに目的にドンピシャですが、10年以上前のバイクにも関わらず仕上げて30万程度。

”セカンドバイク”投資額として思い切るには微妙です。


ところが、先日某オークションで見つけた超安価スタートの”SUZUKI グラストラッカービッグボーイ”

出品は岡山からで自賠責残もあり、自走で持って帰れば格安で入手出来るかも!

「これで落ちなければ無かった事にしよう」と決めての8万円で入札。



結果は!?



6万円で落札♪

早速保険屋の知人に連絡し、任意保険等の手続きを依頼、、、

ところが出品者より連絡があり、

「最低落札価格を設定していたつもりだったのに機能せず、落札価格は希望した価格に達していない。」

よって落札を取り消させて欲しいとの事。

確認するも私の入札額よりも希望落札価格が高い事もあり、やむなく了承し、落札は無かった事に。



しかし一旦火がついた”欲しい欲しいモード”(笑)はそう簡単に消沈する事はなく、、、

今回の某オークションでのバイク購入に至った訳です。

結局落札金額も当初の枠を大幅にはみ出して、年式等条件が良いとは言え、20万足らずでの購入となりました(苦笑)

ゲットしたバイクはこちら。
記憶に残るあまりにもディープな一日。
■KAWASAKI 250TR

70年代のトレール車を彷彿とさせるビンテージスタイル、単気筒エンジンとシンプルな構造でメンテナンスや維持が容易そう。

既に生産中止となってはいるものの、カスタムの幅も広く、アフターパーツがかなりリリースされており、しかも比較的安価。

何台かのバイクを乗り継いで来た私ですが、国産メーカーとしては唯一初の”漢のKAWSAKI”

何より中古バイクショップで同車を観た時点でどのバイクよりも魅力的に見えたバイクと同型同色。



落札前に四国までの自走に問題ないか等確認、外装もキレイで機関も全く問題なし、キャブはOH済み、ケーブル類注油メンテナンスから各オイル類の交換済み、走行20,000Km未満と優良中古物件との情報。

事前に送ってもらった書類にて名義変更からナンバー取得、任意保険もしっかり契約完了しての受取りです。



出品者に直接お会いすると、想像よりはかなり若かったものの感じも良く、サイズが微妙に合わなかった持込のスマートフォンケースの取り付けも快く作業していただきました。

「多少電装系統に不安はありますが、エンジンは絶好調です、問題なく走ります!」

ん??電装系に不安あり??事前の情報では無かった話ですが、、、
(後ほど、その意味を知る事となります)


まあ気にせずキーを受け取って300Km先の自宅に向けて、意気揚々と走り出しました。



バイク屋を出たのはPM3:00頃、まずは近所のスタンドでガソリン満タン、スペック情報ではタンクは7Lほど、リッター25km近い低燃費。

中古車ですから多少の燃費低下を考慮してリッター15~20kmとしても105km~140kmは走る計算。

いや、満タンでもたったそれだけしか走らないのです、、、その計算が頭に無いままとりあえず走り出してしまったのが後々のトラブルの原因となります。



慣れないバイクでのタンデムに加えてバイクの様子見のために、しばらく下道を走ってみます。

走り出し直ぐは全く問題を感じなかったのですが、信号待ちをしていると、なぜかアイドリングが急に高回転になります。

アイドリングからアクセルを空けるとエンストする事も、、、

キャブレター車両ですからガソリン供給量が少な過ぎると出る症状ですが、OHしたとの事ですから各部が詰まっているとかそんな事は無いだろう、エンジンが十分暖まっていないし、なにせ癖のある”単気筒”だから。

そんな感じであまり深刻に考える事も無く高速道路へ突入。

多少不安は残るものの、淡路島北端「淡路SA」に無事到着。
記憶に残るあまりにもディープな一日。

到着時点で時間はPM5:30を回ろうとしています。

徐々に日が暮れ始め、バイクのヘッドライトが点灯していない事に気づきました。

”Hi-Low”スイッチはあるものの”ON-OFF”スイッチは無く、この年代はイグニッションONでヘッドライト常時点灯のはず。

幸いきちんと揃っていた車載工具を使いヘッドライトを外すと、、、

ライトから伸びた3本の配線のうち、2本は先の皮膜をむかれて導線がむき出し状態のままどこにも繋がれていません。

しかも皮膜をむいたのは比較的最近の様子、、、多少出品者への不信感も沸きつつ、そうも言ってはいられません。

ヘッドライトハウジングの中のあらゆるコネクターにむき出しの配線を差し込んでみて、どうにかHiは点灯する事が出来ました。



対向車や前を走る車両には嫌がられるでしょうが、無灯火で高速道路を走る訳にはいかず、、、

仕方なく既に日が暮れた高速を徳島方向へ走り出します。

ここまで、ほぼアップダウンの無かった高速道路ですが、淡路島内は今まで気にも留める必要も無く気がつかなかっただけで、意外なほど登り勾配の場所がある事を実感。

要は比較的低出力250ccでのタンデム走行ではともすればアクセル全開でも80kmが限界。

幸い制限速度が80kmと好都合、意図的でないにせよ交通安全意識高めの運転となりました。



普通車の後ろを走るとライトがHiで迷惑を掛ける事となるので、大型トラックの後ろに張り付いて大鳴門橋に差し掛かった辺り、

強引に割り込んでくる高速バス、、、危険極まりない運転、こちらは生身ですから万が一転倒でもしようものなら洒落になりません。

流石に抑えきれない怒りがこみ上げてきて、当然正しい行動とはとても言えないと解ってはいるのですが、、、

バスを抜き返した直後、、、エンジンの鼓動が消えかかっています、ガス欠の様です。

焦ってガソリンコックをリザーブ(予備タンク)にするも間に合わず、狭い路側帯を橋の欄干ギリギリまで避けて停車。

先ほどのバスがどう観ても嫌がらせの様にギリギリを爆音で通過して行きます、、、

許せないけれどどうする事も出来ず、後続車の合間を見て安全に再合流。




とりあえず早急に給油が必要と直後の”鳴門北IC”で高速を降りて一般道へ。

料金所の職員の方に教えてもらったガソリンスタンドまで、ギリギリのエコ運転で向かうと、なんと既に営業終了。


GoogleMap先生を頼りに鳴門市内に向かうとリザーブタンクすら危ないところで、まだ営業中ガソリンスタンドを発見!

後ろの連れは神様仏様からご先祖様全般に祈っていたらしく、マジで泣きそうです(笑)


不幸中の強運をかみ締めつつ、一般道で徳島市内経由の高速徳島自動道を目指します。



徳島自動車道にたどり着き再び自宅を目指してアクセル全開(最高時速80km)

休憩しようと入った”上板SA”の徳島ラーメンが美味そうで、夕食を取る事に。

いや、最近のサービスエリア飯は本当に侮れません。
記憶に残るあまりにもディープな一日。

上板SA「徳島ラーメン」かなりおススメ出来る美味さでした♪




既に時間もPM8:00を回り、9月とは言え気温がかなり下がってきたので防寒目的でレインウェアを着込みます。

3時間睡眠からの慣れない小型バイクでのタンデム走行、疲れと睡眠不足から睡魔との闘いが始まりました。

これはまずいと言う事で、”吉野川SA”バイクスペース横のベンチにて連れに見守られながら一人仮眠。

少しだけですが本気熟睡、頭もスッキリして再び走り出します。



山間部はまだ9月とはとても思えない気温に凍えながら、対向の大型トラックのパッシングを浴びながら(仕方がないとは言え、ライトがHiの為)、どうにか高知道へ入りました。

大豊ICを目前にして、前述の計算が十分出来ていれば回避できたかもしれない再びのトラブルに直面。



ガス欠です、、、

ガソリンメーターの無いこのバイクではオドメーターの距離を確認して概ねの残量を想定する必要があるのでしょうが、
なにせ初めてのこのバイクに加えて、キャブレターが不調が故、正確なリッター当りの走行距離も不明です。

今回は走りながらすかさずガソリンコックをリザーブに切り替えたものの、重大な判断を迫られます。


直近の”大豊IC”で降りるか”南国IC”まで行ってみるのか。


”大豊IC”で降りた場合、ただでさえ数少ないガソリンスタンドがこの時間に営業しているとは思えません。

”南国IC”まで何とかたどり着けば最悪軽量なバイクだけに押して歩いてでもスタンドに辿りつける可能性があります。

リザーブタンクの容量が情報としてなく、一体あと何Km走れるのか不明の上、これからは上り坂が続くのです。

下りになれば何とかだましだましでも”南国IC”までは辿り付けるに違いない、上り坂をどうにか越えられれば、、、



賭けました。



アイドリング+αでのMax限界エコ走行、幸い制限速度は80Kmですからそれほど超低速と言う訳でもありません。

恐怖に戦きながら全神経をエンジンの鼓動に注ぎ、自身過去最高のアクセルワークで難関のトンネルを一つ一つクリア。

トンネルでの停車はあまりにも危険、それだけは避けたいのでトンネルの中ではより慎重にエンジンの鼓動に神経を集中です。

少しの異常も聞き逃さないようにしつつ、出来る限り少ない燃料で惰性を最大限まで利用する運転を心がけます。



”南国IC”まで残る上り坂とトンネルは2つとなった1つ目、間もなくエンジンの火が尽きようとする感覚を感じました。

出口が見えています、

アクセルワークで騙しながらトンネルを出て直ぐの待避所まで、どうにかたどり着けました。



結局後日調べるとリザーブタンクは1Lしかなく、15km~20km走るのが関の山、つまり端から無理だったのです。

徳島自動車道に上がる前にもう一度給油していればと悔やまれますが、数Km走っただけで給油すると言う事に考えが及びませんでした。

※結果その数Kmが命取りとなった訳ですが。



待避所内のガードレール外に連れを退避させ、保険会社の緊急ロードサービスに電話していると、高速道路パトロールの方が走り寄って来てくれ、安全の為の発光体を置いていってくれました。
記憶に残るあまりにもディープな一日。


ガソリンを持って来るのに、40~50分は掛かるとの事でその間にNGな事もありつつの、連れとひたすら寒さに耐えながら待つ事に。



もう日付が変わろうかと言う頃にガソリンは届き、再び走り出すと、南国ICまではほんの数Km、、、、

もし徳島自動車道直前に満タンにしていれば少なくとも”南国IC"まではたどり着けた事でしょう。



その後、無事に帰宅しどうにか入浴して倒れ込むように就寝したのは言うまでもありません。

とんでも無く記憶に残る珍道中となりました。






■後日確認した購入バイクについての覚書

<外装>
・タンクのへこみ数箇所あり

・ウインカーはリア左は完全に折れており、フロント右もほぼ折れている状態。

・右側に明らかに転倒して擦った傷あり(フロントブレーキ、ウインカー等)

・全体のやれ具合に比較し明らかに新しい(新しすぎる)ネジが多い。

<電装他>

・ヘッドライトが点灯せず(Hi,Low共)
 →本来あるはずのコネクタが無く、皮膜を破いてむき出しになった線をよってつなぎ、ビニールテープで巻いただけの状態。
 (ギボシも使われていませんでした。)この部分が外れて点灯しなかった様です

・ウインカーの点滅が不安定
 →確認すると球のワット数が1個だけ合っていませんでした。

・テールランプのコネクタも不自然に結線されている。

・その他電装系に関しては初期の状態と思えない配線処理が多々あったので、カスタム車をノーマルに戻しと思われます。

<エンジン>

・度々アイドリングが急に高くなって戻らなくなり、頻繁にエンストも起こす。

・アイドリング中から普通にアクセルを空けるとエンスト、かなりゆっくり目に慎重に開けていくと急に回転が上がる。
 →ワイヤーには問題が無さそうですのでキャブのセッティングの様です。

・クラッチのつなぎ位置が非常に操作がし辛い。
 →クラッチレバーの調整が不十分な様です。

<その他>
・ハンドルロック用のキーシリンダー内に折れたキーが刺さったまま。



10/2現在ウインカーをアフターパーツに交換等カスタマイズ及び結線のやり直し、各部の調整を行いかなりの不具合を解消する事が出来ました。

購入元の出品者の方に連絡すると、引き取って修理対応してくれるとの事でしたが、1~2ヶ月はみて欲しいとの事。

折角の気持ち良く走れるこの数週間に預けるのはあまりにも馬鹿らしいので、自分での調整等様子を見てシーズンオフ時に改めて連絡する事に。

■教訓

慣れないバイクで自走は無謀。

どうしてもなら事前にスペックの確認、特に今回の場合は給油計画を綿密に。

オークションで現車確認せずにバイクを買うと言うのは、すなわちそう言う事。

つまりは、トラブルを避けたければ最寄のショップで買う事をおすすめします(笑)



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